行政書士の過去問の活用方法

行政書士 独学合格プログラム

行政書士の過去問の活用方法


次に過去問の活用方法について説明しますが、、、このページの内容は、


過去問を見る前にかならずこの読んでおいてください!!
(過去問の使い方を間違えると大変なことになりますので。)



このサイトの勉強方法で、テキスト選びが一番重要なポイントだとすると、過去問の活用方法は二番目に重要なポイントです。


独学において、テキスト選びと過去問のやり方で一歩間違うと、とんでもなく合格から遠ざかっていくことになるので注意してください。



それでは、過去問の活用方法について説明していきます。



行政書士は過去問にひたすら取り組んで、解説を暗記するほど読み込めば合格できるような資格では決してないので、事前にテキストを熟読して、内容を理解しておく必要があります


過去問に取り組むのはその後です。



では実際に、過去問をどのように使えばいいのか?


過去問を活用する目的は大きく分けて3つあります。



1、問題を解く力を身につける。
2、問題に慣れて、解くスピードを上げる訓練。
3、自分の実力を確認する。



いくらテキストを熟読して知識を得ていたとしても、それだけで問題を解く事ができるようになるわけではありません。


問題を解けるようになるには、実際に問題を何度も解いていくしか方法は無いのです


ですから、テキストでしっかり勉強し終えたあとは、過去問に取り組んでください。


試しに、最初に一年分の過去問を全て解いてみるのもいいでしょう。


きっと大した点数は取れないと思います。
(いいとこ4割くらいでしょうか?)


「テキストでしっかり勉強したのに点数が取れないなんて・・・」


と、落ち込む必要は全くありません。


繰り返しますが、問題を解けるようになるには、ひたすら問題を解いていくしかないのですから。



・過去問を解く。


↓↓


・採点する。


↓↓


・間違った問題をピックアップする。


↓↓


・解説は読まない。 ← ここ重要!


↓↓


・なぜ間違ったのかを“持っている参考書で”調べる。 ← ここ重要!


↓↓


・それでもわからなかった問題だけ、解説を読む。



この一連の流れを、繰り返すことで確実に点数がアップしていきます。


僕の場合は、5年分(つまり5回)繰り返すことで合格点が見えてきました。


ここで注意しておきたいのは、繰り返す度に徐々に点数が上がるとは限らず、突然上がってくることも多いということです。


2〜3回繰り返して全然点数が上がらないからとあきらめるのではなく、上のようなサイクルを繰り返していれば、必ず点数が上がって合格点にたどり着いていきます。


もちろん、テキストをしっかり読んで“体系的に”知識を付けておくことが前提であることは忘れないでください。



ちなみに、それとなくスルーしそうになりましたが、「解説を読まない」というところが気にかかる方がいるかもしれません。


これには深い理由があるのですが、一言で表すなら、


「解説なんて断片的な情報でしかないから、答えを探すには体系的な情報として記載されている参考書のほうが良いに決まっている。そのほうが確実に頭に残る。」


これこそ、テキスト選びとならんで、独学での合格が限りなく不可能に近いと言われている理由のひとつだと思っています。


「過去問の解説をあてにしすぎている。」 ← 致命的


すぐに答えにたどり着こうとするから、頭にも残らないし、断片的な知識だけでわかったつもりで終わってしまって、結局点数が伸びないのです。


よく独学の人で、


「過去問5年分やりました。10回以上繰り返して解説も覚えこんで、ほぼ全ての問題を確実に解けるようになりました。」


とか言っている人が、本番試験で半分くらいしか点数とれずに終わってしまうのは、不運でも何でもなく単なる必然なのです。


基本的に1年分の過去問を解くのは1回で十分です。


同じ問題を繰り返し解いても力はつきません。


解くなら新しい問題にかぎります。


そして過去問を全て解き終わって新しい問題がなくなったら、次は予想模試を解きます。


予想模試は、試験前になるといろんなところから出版されるので、本屋さんで買いあさってください。


ちなみに僕が使った予想模試はLECの直前予想模試(3回分)です。



問題は、やればやるほど実力がつき、確実に合格へ近づけます。



試験直前になるとよく、
「この時期に新しい問題に取り組むのは・・・」
という人が(講師含め)多いのですが、同じ問題を何回もやったって実力はついてきません。


松井もイチローも、同じ素振りは何回もしません。“毎回考えながら変えてる”んですよ。だから彼らは1流なんです。



次ページ 「行政書士 一般知識対策」へ