問題集に取り組む時期はいつ?

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問題集に取り組む時期はいつ?

こんにちは、Junです。


勉強方法でよく「インプット」「アウトプット」というキーワードが出てくることがありますが、このサイトの訪問者の方からも


「アウトプットはいつ行うべきですか?」


というご質問をいただくことがあります。



「アウトプット」という言葉は、「問題集(過去問等)を解く」という意味で使われることが多いのですが、そういう前提でお答えするなら、



アウトプットの時期は“試験の直前”が僕としてはおすすめです。



よく、


・1科目テキスト読みが終わったらアウトプットをするべきか、
・全ての科目のテキストが終わってからまとめてアウトプットをするべきか


で迷っていらっしゃる方が多いようですが、そもそもこの部分ってあまり本質的なところじゃないので、ぶっちゃけ「どっちでもいい」というのが正直なところです。


僕は、勉強のフェーズを「インプット/アウトプット」ではなく「理解/記憶」で区別しているのですが、「記憶」のフェーズは試験直前に持ってくるのが自然かと思います。


ですので、「記憶」するための過去問トレーニングは試験直前の時期にまとめてやったほうが良いんじゃないかと思ってます。


実際僕が行政書士を受験した時は、


「テキスト読み2回(全科目)」を最初の4〜5ヶ月で、
「過去問解き(全科目)」を最後の1ヶ月程で、


という順番でやってます。



ちなみに、これまた多いご相談なのですが、


「テキスト読みを全科目やっていると、2科目目くらいで最初に勉強した科目の内容を忘れてしまいます。」


という悩み。これに対して、


「そんなことは気にしなくていいので、とにかく内容を理解することに注力してください。」


と、僕はいつも答えるようにしています。



というのも、一度勉強して完璧に記憶できる人は(一部の超天才を除いて)いないので、記憶するには必ず「繰り返し」という作業が必要になります。


「繰り返す」というのは「思い出す」という作業なのですが、テキスト読みの段階で“理解する”という意識がなくて“読むだけ”みたいなことになっていると、


繰り返しの時に、「思い出す」ではなく「やり直し」になるだけで、一向に記憶が定着しないわけです。



今、結構重要なこと言いましたよ。



“テキスト読みの段階で「理解する」という意識がないと、「思い出す」ではなく「やり直し」になります”



だからこそ、テキスト読みの段階ではとにかく“理解する”ということに意識を向けて勉強してほしいわけです。


忘れても思い出せばいいだけで、少なくともテキスト読みは2回くらい繰り返して、過去問に取り組む段階に入ると「ひたすら問題解く→復習」という作業になるので、


全体を通すと、学習内容1箇所に対して、4〜5回くらいは「繰り返し」頭の中にインプットすることになるので、その中で記憶を定着させていけばいいだけです。



なので、すぐに忘れるからといって焦って記憶フェーズ(問題解き)に走らなくても良いですし、


焦って記憶した結果、試験までの期間の間にまた忘れたら意味がないわけで、やるなら試験の直前の段階で一気にやってしまったほうが、忘れる前に試験に挑めるので個人的にはその方がいいんじゃないかなぁと思います。



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