解説は読まないで!
僕のメール講座を読んでくれている方からいただいた感想です。
(少しだけ言葉を変えています)
「過去問の解説を読まずに、テキストで答えを探すというのは斬新でした。
どれだけ自分が、今までちゃんとテキストを読んでいなかったかというのを
実感させられました。
何回受験したところで受からないのも当然です。
解説を読んで、わかったつもりで満足していてもダメなんだと気付きました。
これからは解説に頼らず、しっかりテキストを熟読して自分の力で解答を導ける
ようにしていきたいと思います」
ここまで。
いただいたこの感想の中で重要な文章が隠されているのですが、気づいたでしょうか?
これです、
「自分の力で解答を導けるように」
解説には「答え」がそのまま書かれています。
でも、テキストには「答え」がそのまま書かれているわけではなく、あくまで答えを導くための「知識」しか書かれていないのです。
つまり、まず問題で問われている事が理解できないことには、テキストでいくら探しても答えにたどり着けないようになっています。
「問題が解けない」という人の多くは、まず「問題の意味がわかっていない」ということが少なくない。
問題の意味がわかっていないのに、答えを見て、それっぽい解説を読んだところで問題を解く力が付くわけないですよね?
わかった「つもり」になっておしまいです。
もちろん「つもり」なので、実際にわかったわけではないので試験では残念な結果に終わってしまう。
ここが解説の怖いところです。
答えが書かれているから、それ以上考えようとしない。
でも、ホントに重要なのって「答え」そのものじゃなくて、「答えを導くための体系的な知識」です。
だからこそ、解説を読まずにテキストなのです。
お願いだから、ちゃんとテキストを読んでくれ。
そうすれば実力(=自分で答えを導く力)なんて勝手についてくるから。
今回感想をくれた人は、おそらく次の試験では合格するでしょう。
というわけで、今回は過去問の活用方法を補足する形で、いただいた感想をシェアさせていただきました。
過去問の活用法はこちらです。
「行政書士 過去問の活用方法」